大野写真研究室　ohno photograph laboratory

13日、14日と護国神社で行われた「ARTS&CRAFT 静岡手創り市」。
そちらで「未来のあなたへ」の撮影をさせていただきました。
2日間で52組の皆さんを撮影させていただきました。
本当にありがとうございました。
そしてその撮影場所が入口に作っていただいた大きな白い小屋！
あんな大きな舞台で撮影をさせて頂いて本当に嬉しかったです。
テスト撮影も兼ねて小屋を建てていただいた時
最期に・・
「これだけじゃないんです。」と言って入れていただいた
「OHNO CAMERA WORKS」と書かれたアクリル板がはめられたとき本当に泣きそうになりました。
お誘いいただいた名倉さんをはじめとするスタッフの皆様
そしてこの小屋を作ってくれた鈴木さん
ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです！
本当に本当にありがとうございました。
この撮影をさせていただいていつも強く思うことがあります。
「僕の仕事の原点はこの撮影にあるんだな。」
何よりも「街の写真屋さん」でありたいと願う僕にとって
20年後30年後を感じていただきながらそして僕自身がそんなことを感じて
フィルムと暗室の手焼きにこだわるこの仕事こそが
「街の写真屋さん」がしなくてはいけない仕事だと思っています。

「10年後、20年後、30年後。
この写真を見起こしたとき、今日の日を思い出してお話をしていただければ嬉しいです。
そして、そんな未来のあなたへ、メッセージを持ってカメラを見つけてください。」
撮影前に皆さんにお話しをさせていただきます。
そのお話しをすると皆さん顔の表情が変わります。
笑顔になる方。
ふっと、目力が出てくる方。
真剣な表情になる方。
いろんな方がいらっしゃいます。
その中には
［あー緊張する！」
なんて方もいらっしゃいます。
そんな方にはこんなお話しをします。
「緊張するんであれば思いっきり緊張した表情で撮影しましょう！
将来、その写真を見おこしたとき、このとき緊張したんだよね！
なんて家族皆さんでお話しをしてもらえれば嬉しいです。」
皆さん納得されてカメラに向かっていただけます。
そして、
「笑わなくていいんだ！」
という声もありました。
そう！無理に笑わなくていいんだと思います！
家族や大切な人や大切なものと写真を撮ろうとするときは
きっと何か思いがあってカメラに向かうのだと思います。
だとすれば、その思いを抱いてカメラに向かっていただければいいと
思うのです。

撮り手と撮られ手が、共通の意識を持って撮影を行う。
お互いが心地の良い撮影となりました。
これからもこのような撮影で携わることが出来ればと思っています。
本当にありがとうございました！